裁縫のコツをこつこつと書いていきます ニット・KNIT・にっと・nitto・大好き!!
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先日ひょんなことからアイロン屋さんとお知り合いになりました。
そして、新しいタイプのアイロンをお預かりしました。
せっかくなので、アイロンの使い心地を紹介します。
アイロンの形も変わっています。
[㈱石崎電機製作所/シュアーハンドスチーマー:SSH-601] →㈱石崎電機製作所さん サイト
アイロンのスチーム部分に特化したタイプです。
霧吹きの要領で、スチームがでます。
他のアイロンにあるような、熱くなる金属面がありません。
―――使い方―――
下のコードが見える部分に、水を入れる容器がついています。
こんな感じになっています。上に小さなふたがついていて、そこから水をいれます。
水を入れてコードを差し込んで、準備します。
コードを入れると、オレンジの部分が光ります。
オレンジが消えたら温まったことになり、準備OKです。
スイッチはありません。コードを差し込むか差し込まないかです。
熱くなる金属面がないので、アイロン台の上に置いて温まるのを待っている間も、危なくないです。
実際に使うときにはこんな風に持ちます。
ひとさし指のかかっている所を、押すとスチームがでます。
霧吹きのように、シュッ、シュッ と使います。
業務用のアイロンのように、スチームが出続けることはありません。
せっかくなので、色々試して見ました。
―――感想―――
・ニット製品は蒸気が多いので、使いやすい。
・蒸気が出続けない点が心配でしたが、霧吹きのつもりで使うと大丈夫でした。
・蒸気を出し続けると熱が冷めて、水滴が出てしまう。(そういう時は待機して温まるのを待つ)
・生地にはハンガーにかけてないと使いにくい。
・アイロンをどんな向きにしても、蒸気が出る。(便利!!)
・水を入れる部分が小さくて、ちょっと困る。
・入る水の容量が少ない。家庭では問題ないのかもしれませんが、3着ぐらいで水がなくなってしまう。
・アイロン台の上では使いにくい。金属面がないからだと思う。
・ハンガーにかけて使うと、使いやすい。
←蒸気出しているんですが…見えにくいですね
→しわが取れやすい。洋服の重さがあるからだと思う。
→そこで、先日イケアで買った薄手のカーテンにかけてみた。みるみるしわがとれて、とても気持ちよかった。
※カーテンはアイロン台の上で広げると、とても大変なので、レールにかけたままアイロンがかけられると使いやすかったです。(便利!!)
・フリルの多くついた生地にかけるには、便利だと思います。
・ピシッとした仕上がりにはならない。
・ふんわりした仕上がりになる。
→最近のお洋服には、問題ないかも。
・コードが長い。動きに制約がないので便利。(便利!!)
私なりに商品の特徴をまとめると
―――特徴―――
・2台目のアイロンとしては手ごろだと思います。
・アイロン台が必要ない。むしろ、アイロン台を使うとかけにくい。
・霧吹きのつもりで使用すると、扱いやすい。
・蒸気がたっぷりでるので、しわが取れやすい。
・蒸気がたっぷり出るので、匂いとりにも使える。
・仕上がりはふんわり。ピシッとは仕上がらない。
・一人暮らしだったら、このアイロンだけでも良いかもしれません。アイロン台も使わないで済むので、場所もとらず準備も簡単で扱いやすいと思います。
アイロンは本来形を作る為の道具です。お洋服にかける場合は元の状態に戻す為に使うことが多いです。
それには、ちょうど良いアイテムかな。
アイロンかけにあると便利なものを紹介します。
それは……
木の棒。
とはいえ、これだけ見てもなんのこっちゃ? ですね。
筒状のものを縫ったとします。縫い代を割るのに、困ったことはありませんか?
例えば5cmぐらいに二つ折りした布。下手にアイロンかけするとしわが出来てしまいます。
しわは一度出来ると、なかなか消えません。作らないのが一番!
そこで、この棒を取り出します。
そして、こんな感じで使います。
綺麗に縫い代を割ることが出来ます。
筒でなくても、しっかりと縫い代を割りたいときにもいいですね。
ひっくり返して、この通り。
綺麗な筒になりました♪ パチパチ♪
応用の利く道具なので、あると重宝します。
先日、友人に伸びたニットの直し方を聞かれました。
そこで、まだまだニットが活躍する時期のうちに、伸びたニットの直し方を部ブログでご紹介することにしました。
さて、サイトの修理例にも出ている水色のセーターです。
襟の長さと、ネックのラインを変えてプチリメイクしたお気に入りのセーターでしたが、気がつくと首が伸びてしまってました。
このまま着ると、なんだかだらしない印象になってしまいます。
もちろん、当店でもお直しします。でも、ご家庭でも、とっても簡単に直せるんですよ。
その方法は……
アイロンのスチームです!
スチームをしゅわーしゅわー! と伸びた部分に当てていきます。
アイロンは、セーターから浮かせて使って下さい。
形を作るようなイメージで当てていくと、良いですよ。
反対側からも当てます。
しゅわー、しゅわー。
セーターが暖かいうちは、形が崩れやすいですから、自然に冷めるのを待ちましょう。
夏場だったら、扇風機を当ててもいいです。
この通り、元に戻りました!
これで、また着られます。
おばあちゃんの知恵袋として、「伸びたセーターの袖口を沸いたやかんの口に当てる」
って言うのを、聞いたことがあります。
それも、蒸気を使って直して。ってことなんでしょうね。
ひじの部分が伸びた場合なども、有効です!
ただし、こういう場合はスチームを当てないで下さい。
・皮がついてる場合。
・ビーズやスパンコールがついてる場合。
・毛皮がついてる場合。
これらは、アイロンの熱で変質してしまう場合があります。クリーニング店など、専門家に任せたほうが無難です。
「だめで、もともと。だからご家庭でどうしても直したい」という場合は、
アイロンを当てたくない場所に、タオルなどを厚めに引いておきましょう。
スチームが届かないようにする為です。
繰り返しますが、セーターにアイロンをかけるときは当てないで浮かして使って下さい。
あくまでも、熱ではなく蒸気で直します。
参考になりましたか?
では、また!
皆様、良いお年を!
モノを作ることが好きで、修理屋という職業に就くようになりました。修理はとてもクリエイティブな作業です。今までとは違う価値をつけることができ、しかも仕上がったモノは世界にひとつだけのオリジナルになります。その喜びを広げたいと、思っています。
時々、お裁縫に関するちょっとしたコツもご紹介していきたいな~と思ってます。
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