裁縫のコツをこつこつと書いていきます ニット・KNIT・にっと・nitto・大好き!!
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こんにちはニット治療院[ニットキュア]です。
ニットの洋服修理なら何でもご相談ください。
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前回の、友人に起きた洗濯のトラブル
「洗濯して保管しておいた服に、いつのまにか汗ジミができていたんです。」
の原因は前回説明させていただきました。
今回は対応策についてのお話です。
まず汚れの種類について説明します。
大きく分けると3つに分かれます。かなり大雑把ですが、全ての汚れはこの3つの中に入ります。
・水溶性の汚れ (汗・ほこりなど)
・油性の汚れ (油がはねたなど)
・水と油が混ざった汚れ
次に其々の説明です。
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【水溶性の汚れとは】
水に溶けるタイプの汚れです。体から出る汗や皮脂などの汚れは水溶性です。普段の着用での汚れは、ほとんどこれだと思っていいでしょう。
水溶性の汚れは、水に溶かして落とします。
【油性の汚れとは】
油に溶けるタイプの汚れです。食べ物でもサラダ油を垂らしたら、油性の汚れです。水ではもちろん落とすことはできません。
【水と油が混ざった汚れ】
両方が混ざった場合です。お肉を服に落とした場合など、ソースの水分とお肉の脂と両方が混ざった場合の汚れになります。
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私の友人の場合は、シミの原因は汗の汚れでした。つまり水溶性の汚れでした。なのに水を使わずに洗う、ドライクリーニングという手法でクリーニング屋さんに洗ってもらっていたんです。だから、汚れが残ったんでした。
友人の保管が悪いわけでも、クリーニング屋さんに問題があったわけでもないのはこの為です。知らなかっただけなんです。
じゃあ、どうするの?
水を通して洗えばいいんです。
最近はドライクリーニングの服でも専用の洗剤を使えば、自宅で気軽に水洗いできるようになりました。それを使うといいでしょう。
もし洗濯に自信がないようなら、クリーニングに出しましょう。そしてその際は
「汗の汚れを取りたいのでシルクの服を水洗いしたいのですが、できますか?」
と相談してみましょう。
クリーニング屋さんによって、洗濯の技術はまちまちです。
普段から利用している安心できるクリーニング屋さんなら大丈夫だと思います。もしそんなお店が近くにない場合、事前に必ず相談しましょう。後からトラブルが起きても洋服は基に戻せません。相談したときに、親身になって答えてくれるお店なら大体大丈夫です。
面倒がってちゃんと答えてくれないところは、絶対にやめてください。
当たり前のことのようですが、納得できないまま商品(サービス)を買う必要はありませんから。
油分の汚れは染み抜きの技術で落とすことになります。もし詳しく知りたい場合は染み抜きの本を読むと良いでしょう。水と油が混ざった場合もしかりです。
3回に分けた今回のお話、
「洗濯して保管しておいた服に、いつのまにか汗ジミができていたんです。」
参考なっていただけたら幸いです。
モノを作ることが好きで、修理屋という職業に就くようになりました。修理はとてもクリエイティブな作業です。今までとは違う価値をつけることができ、しかも仕上がったモノは世界にひとつだけのオリジナルになります。その喜びを広げたいと、思っています。
時々、お裁縫に関するちょっとしたコツもご紹介していきたいな~と思ってます。
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