裁縫のコツをこつこつと書いていきます ニット・KNIT・にっと・nitto・大好き!!
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311の地震から丁度半年なので、地震関連の話を少ししたいと思います。
今ではすっかり元どおりになりましたが、地震から1ヶ月間が一番ばたばたしていました。その後は9割位の力加減で店舗を運営していて、3ヶ月経った頃にはほとんど元どおりになった印象でした。
●地震当日
・当日の出荷が全てできなくなりました。メールがあるお客様には、出荷しない旨を連絡しました。メールがわからず電話番号のみのお客様には、連絡ができずじまいでした。
・店内は物が壊れる事もなく、糸もひとつも倒れず済みました。ファイルが少し倒れた程度です。
・電車が完全に止まったので、私は歩いて帰りました。(ひとつ隣の駅に住んでいます)
・当日はスタッフが来ない日だったので、本当に良かったです。
●1週間後まで
・配送業者さんがとにかく混乱していました。集荷時間が早くなり、東北地方・北海道への配達は受け付けてもらえなくなりました。電話の対応に追われていて大変と言っていた人もいました。
・出荷はできるだけ控えていました。お客様に連絡し、急いでない方には1週間程度待ってもらうようお願いしていました。
・お預かり中の品物のキャンセルが相次ぎました。やはり皆さん不安感がすごかったんだと思います。
・輪番停電では、当店は停電せずに済みました。電気・ガス・水道、どれも止まらずに済みました。運が良かったと思います。
・お取引様が停電だと電話連絡ができず、困りました。
・スタッフには出勤しないでもらってました。
●1ヵ月後まで
・配送業者さんが少しずつ安定してきました。発送エリアが1週間ごとに広くなり、1ヵ月後にはほとんど全てのエリアへの出荷が可能になりました。
・入荷も出荷も通常通りに戻しました。
・自転車で通勤するようになりました。この頃は町の明かりや車が少なかったので、空気と夜空が綺麗に感じ「これはこれでいいかも」と身勝手なことを考えてました。
・関西のお取引様からよくお見舞いの言葉をかけてもらいました。とても心強かったです。北千住は地盤沈下や建物の崩壊といったことはまったくなかったのですが、そんなイメージを持っていたことに驚きました。
4ヵ月後、石巻のお取引様から修理品が届いたときは勝手に感動して電話してしまいました。TVの映像を見て被害が心配だったからです。そしたら「幸いスタッフ誰も命を落とすことなく…」、と。体験した事の大きさの違いを感じました。
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8月に私の友人が岩手の被災地にボランティアに行ってきたそうです。小さいがれきの分類や、写真などを区分けする作業などしたそうです。作業中も、津波警報が何度かなったそうです。
私が一番驚いたのは、外国からもボランティアスタッフが少なからず集まっていることでした。震災直後の諸外国からのサポートは繰り返しマスコミで見ましたが、現在でも続いているんですね。驚きました。中にはベトナムからも。10年前に私が行ったときにはベトナム2番目の都市ハノイでも、1日の生活費は500円位と聞きました。経済成長の著しい国ですが、それでも日本に来るなんて本当に大変なこと。ありがたいです。
少しのつもりが長くなりました。
地震の被害を忘れないよう、そしてまた被害はまだ続いていることを忘れないようにしたいです。自然災害はどうしようもないことですが、人災は繰り返したくないです。たとえ理想論でも諦めては叶うはずがありません。
自分に言い聞かすつもりで、この半年のことを思い出してみました。
モノを作ることが好きで、修理屋という職業に就くようになりました。修理はとてもクリエイティブな作業です。今までとは違う価値をつけることができ、しかも仕上がったモノは世界にひとつだけのオリジナルになります。その喜びを広げたいと、思っています。
時々、お裁縫に関するちょっとしたコツもご紹介していきたいな~と思ってます。
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